山形県アンテナショップ おいしい山形プラザ
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“おいしさ”を突き詰めた、シンプルな味わい |
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東北芸術工科大学の学生がデザインを担当した、斬新なパッケージが目を引く宮澤食品のフルーツ缶詰。現在、自社ブランドとして“白桃”“ラ・フランス”“りんご”の3種類がつくられています。代表取締役社長の宮澤正一さんとゆかりさんが「もっとおいしい缶詰が食べたい」と素材の味をいかした現在の缶詰づくりをスタート。 「素材以外の味が入ってしまうと雑味を感じてしまう」と正一さんが言うように、宮澤食品のフルーツ缶詰の味付けは、砂糖とレモン汁のみ。あっさりとした味付けのため、口の中がシロップでべとつくこともなく、果物の風味を楽しめるのが特徴です。無添加であることはもちろんのこと、何よりも食べて“おいしい”という純粋な想いにこだわった結果、素材そのものの味がするシンプルな味付けにたどり着きました。 |
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自分の考えを打ち出せる自社ブランドを大切にしたいと語る社長の宮澤正一さん。
「缶詰をお見舞い品に送られて喜ばれたと聞くとうれしいです」と専務の宮澤ゆかりさん。 |
手づくりで生み出す“おいしさ”
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りんごの色が変わらないよう、手早く皮をむき、へたや芯を取っていきます。
缶詰へ詰める工程も手作業で。砂糖とレモン汁だけでつくられたシロップも入ります。 |
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果物本来の風味を活かすため、宮澤食品では手作業で皮をむいています。例えば白桃では、湯の中で皮をはがす“湯むき”を採用。「従来の製法では、熟度に関係なく皮がむけるよう溶液を使って皮むきしていましたが、桃の風味が抜け落ちてしまい、甘みを強くしたシロップで補わなければいけませんでした」とゆかりさん。“湯むき”の場合、選別の段階で熟度を吟味し、熟したものを選ぶことが必要となりますが、その分、一番風味の良い桃を生に近い状態で加工することができるのです。ラ・フランスとりんごも、白桃同様に素材の吟味から始まり、皮むき器やナイフを使い一つひとつ丁寧に皮をむいています。 |
正直なものづくりを続ける大切さ
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宮澤食品の手間ひま掛けてつくられた製品には、リピーターも多く、食の安全に注目が集まる現在、宮澤食品の様に安心して食べられる食品は貴重な存在。「もっと高くしても売れると言ってくれる人もいる。でも、お客様から納得していただける価格で、素材にこだわり、おいしいものをつくり続けたい」と正一さん。価格競争やブランド志向などの風潮に流されず、一つひとつに目が行き届いた製品づくりを続けることを第一に考えています。
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東北芸術工科大学生デザインのパッケージ。缶詰の中身を表すような、果物のイラストだけのシンプルなデザイン。
果物本来の風味と食感が楽しめます。 |
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宮澤食品株式会社
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