県内産にこだわった
素材を活かした味わい
業務部次長 沖田由宏さん
これからは、県外にも拡大していきたい
と語る業務部次長・沖田由宏さん
業務部長・鈴木庄助さん
「県内にはまだまだ良い原料が残っている」
と業務部長・鈴木庄助さん。
果物の美味しさをストレートに提供
「山形を代表する果物の搾り立てを味わってほしい」という率直な想いから誕生した 果汁100%ジュース”山形代表”。山形食品株式会社が手塩に掛けて商品化した一品です。
ストレートなネーミングが示すように、その材料は果物だけと実にシンプル。本来、果物は空気に触れると変色してしまうもの。それを防ぎ、保存期間を確保するためにビタミンCを加えるのですが、山形食品ではビタミンCを一切使用せず、搾り立ての色のまま賞味期限を一年にすることが可能になりました。
「空気に触れない製法を採用するなど様々な工夫が必要でしたが、無添加の状態で、果物本来の美味しさをそのまま飲んでもらいたかった」と業務部次長・沖田由宏さん。
2010年12月には新たにラ・フランス350mlペットボトルも仲間入りし、”山形代表”は名実ともに山形を代表する商品に成長し続けています。
現在「山形代表」は、ラ・フランス、りんご、もも、ぶどう、とまとの5種類が販売されています。
窒素ガスで酸素を追い出し真空の中で搾り、すぐに殺菌することで酸化を防ぎます。
山形の素材を使い、地域に密着した商品開発
「旬の時期にしか出回らない生の果物をジュースにしておくと、果物がない季節にも山形の味を提供できる。旬の時期には果物を買ってもらって、それ以外の時期はジュースでカバーする。一年を通して山形のフルーツを全国の皆さんに味わってもらうのに最適な方法です」と業務部長・鈴木庄助さんがいうように、山形食品では、出荷時期に捕らわれず販売できるジュースの利点を活かしながらも、地域の素材を使うこと、山形の作物の良さを多くの方に知ってもらうことを大切しています。
そのため、少しでも地元の農業に貢献できるようにと、味・香りでは遜色なく、キズや色ムラなどが理由で出荷できなかった果物も無駄なく用いるなど、地域の農家の方々をバックアップできるような商品づくりが創業以来行われています。
洗浄後、痛んでいるりんごをスタッフの手と目によって選別。熟練の技が光ります。
新たな味わい”つやひめげんまいちゃ”
2010年秋、ニューフェースとして登場した”つやひめげんまいちゃ”。山形県産米新品種・つや姫の本格デビューに合わせて開発されました。銘柄米で初となるこの試みには、アル・ケッチァーノの奥田シェフが監修に立ち、素材には、もちろん収穫したばかりのつや姫の玄米を使用。その他に国産緑茶や国産ほうじ茶、山形の水が使われてれています。
「黄金色に輝く稲穂のイメージに近づけるために、玄米と他の材料とのブレンドを繰り返しました。味や色のバランスがうまく取れた逸品」と鈴木さん。
パッケージのデザインは”山形代表”同様、東北芸術工科大学中山研究室に依頼。玄米茶の味わいを表現した和紙風の清楚なデザインで、つや姫のさらなるブランド向上を目指します。
「”山形代表”や”つやひめげんまいちゃ”の様に、県内の原料を使うスタンスを変えずにいきたいですね。実は、新しい素材にもチャレンジ中です」と鈴木さんは楽しみな情報を教えてくれました。これからも山形食品の商品から目が離せません。
キャップを開けると、玄米の香ばしい香り広がる「つやひめげんまいちゃ」。食事のお供にぴったりです。
成分検査を行い、安全・安心な製品をお届けしています。