全国から熱視線の鳥中華
気づけばまた食べたくなる和風ラーメン
代表取締役社長 藤田健憲さん
ラーメン王国のご当地・和風ラーメン
外食でのラーメン年間支出額が8年連続の日本一、人口当たりのラーメン店数も日本一の山形県は、それぞれの店舗が切磋琢磨しあうラーメン王国。個性豊かな一杯が立ち並ぶ中、昔から変わらず愛されてきたのが“蕎麦屋のラーメン”、いわば和風ラーメンです。さらに山形のご当地ラーメンと言えるこれらの中で、キャラクターを特にはっきり確立しているのが鳥中華。蕎麦屋さんのまかないから生まれたという、ラーメン王国ならではの一杯です。
この山形というご当地性が極めて強い鳥中華を、全国どこでも味わえるよう商品化したのが、株式会社みうら食品の『山形 そば屋の中華 鳥中華』。乾麵そばの製造・販売をルーツに持つ同社が試行錯誤の末に辿り着いた、滑らかでコシのある中華麺と丸みのある奥深い和風だしが効いた逸品です。
テレビで人気に火がつく
2020年にテレビ番組で紹介されたことから一気に注目を集めた『鳥中華』は、一時は製造が追いつかなくなるほどの人気商品となりました。この商品の開発から携わってきた藤田社長は、開発の経緯を振り返ります。
「当社は昭和25(1950)年の創業以来ずっと“何度も食べたくなる味”を追求してきました。そして平成に入りラーメンの人気が高まってきた中で、“山形ならではの味”を探して辿り着いたのが鳥中華です。もともと乾麺そばを作ってきた会社ですから、麺づくりには特にこだわりました。口当たりが滑らかで、もちもちとコシのある特製麺は『鳥中華』のために作った専用麺です。」
独自のブレンドで小麦粉を配合
保存性を高めるため乾燥させる中華麺
一袋ずつ人の目で検品しながらのパッケージ
思いを込めて日本全国へ
想像以上の反響と新しい食べ方の提案
商品パッケージの裏面に書かれているのは“温かい”鳥中華の作り方ですが、冷水で締めた麺で作る冷たい一杯もぜひ試してみたいところ。さらにみうら食品で運用しているSNSアカウントには、さまざまなアレンジメニューのアイデアも届くのだとか。
「通常は具材として鶏チャーシュー、ねぎ、刻みのり、揚げ玉をお勧めしていますが、SNSでは具材をさまざま工夫されている方が多いです。鶏チャーシューの代わりにサラダチキンを使うのも手軽で美味しいですね。まぜそば風のアレンジなどもあって、新商品のアイデアにつながりそうです。」
お土産としても備蓄用としても便利な乾麺で、調理次第でさまざまな可能性を秘めた『鳥中華』。製造できる数に限りがあるため品薄になりがちですが、お店で見かけたら是非ご賞味ください。