肉厚でジューシー!
新鮮な空気のもとで育った絶品パプリカ
戸沢村パプリカ栽培研究会 齊藤輝仁さん(戸沢村)
豊かな自然、清らかな水の元で育つフルーツのような野菜
標高500m~1,000mの美しい山々に囲まれ、森林が広がる自然豊かな戸沢村。この地でパプリカ栽培が始まったのは2007年のことでした。「私は稲作中心の農業でしたが、戸沢村の産業振興課の方から“戸沢村はパプリカ栽培に適しているから始めてみないか”と声をかけていただきました。話を聞いてみると、田植えの後に作業が始まり、稲刈り前にほぼ収穫が終わるので稲作と両立できると思い、始めることにしたのです」と、齊藤さんは話します。
戸沢村に適した栽培方法などを確立させるため、栽培農家が集まり、戸沢村パプリカ栽培研究会を発足。勉強会などを重ね、今では安定した収穫ができていると言います。
芽摘みや摘芯作業には1日8時間ほど費やすそう。「状態の良いパプリカを育てるために欠かせない作業です。元気いっぱいのパプリカに負けないように毎日戦いです。」と齊藤さんは笑顔で作業を続けます。
豊かな土壌でみずみずしく育つパプリカ
栽培の決め手となる土壌は、化学肥料を使用せず、尾花沢の牛ふん堆肥、山形の米ぬか、牡蠣殻石灰、ETO菌を使用。「10月頃にパプリカの収穫が終わったら、次の年のための土作りが始まります。牛ふん堆肥などを全て散布し、耕起した後、ハウスのビニールを外して、土の上に雪が積もるのを待ちます。そうすると、春には土の中に栄養が入り、雪解け水が地下にたまるので、栄養満点の安定した土壌になるのです」と生産者の齊藤さん。定植した後は、水やりのみでパプリカが育つほど栄養満点の土壌だと言います。
戸沢村は1メートルから2メートルほどの雪が積もる豪雪地帯。春には土壌検査を受けて、土の状態をチェックするそう。
「戸沢村の山から湧き出る水をくみ上げた地下水で水やりをします」と齊藤さん。太いパイプには冷たい水が流れていました。
期間限定のカラフル野菜にはビタミン類がたっぷり
「パプリカにはビタミン類がたっぷり入っています。フルーツパプリカはまるでフルーツのような甘さ。シャキシャキした食感も楽しいので、ぜひ生で食べてみてほしいです。」と笑顔の齊藤さん。
アンテナショップではフルーツパプリカはもちろん、さまざまな種類のパプリカを扱っています。旬のおいしさをぜひご堪能ください。
フルーツパプリカはコロンとしたかわいらしい形状。黄色、赤、オレンジがあります。
フルーツパプリカの他にも、細長い形状のパプリカや、おなじみの形などさまざま。お好みのパプリカを見つけるのも楽しいかも。